標準モジュールのインポート/エクスポートが出来ると、自分で書いたVBAコードを人に渡したり、その逆も出来るようになります。さらに、いろいろなデータ整形用のショートコードを、デスクトップなどに保存しておけば、データ整形の目的に応じてショートコードを使い分けることが出来るようになります。
標準モジュールに書いたVBAコードは、個人で利用するだけでなく、VBAを全く知らない人に渡してExcel集計業務に利用してもらう便利な使い方もできます。
VBAコードが組めなくても、VBAを実行する方法であれば、誰でも簡単にできるからです。本記事では、そのような便利に標準モジュールを使う方法についてご紹介したいと思います。
Tips
VBAをVBE画面から実行する方法
VBAをExcel画面上からショートカットで実行する方法
目次
モジュールのインポート/エクスポート
では、いつものようにVBE画面を開いてください。今回は標準モジュールがあればどんなサンプルファイルを使っても構いません。
Tips
VBE画面の開き方
モジュールのエクスポート
まずは標準モジュールのエクスポートの方法です。下図のように適当なモジュールの上で右クリックをすると、「ファイルのエクスポート」メニューがありますので、クリックしてください。
そうすると、下図の「ファイルのエクスポート」画面が出ます。ファイル名は、指定したモジュール名で、ファイルの種類は「標準モジュール」になっているのが分かりますよね。拡張子は、「.bas」になっています。
では、保存をクリックしてみてください。わたしの場合は、下図のようにデスクトップに保存しました。
実はこれはテキストファイルなんですね。試しにノートパッドにドラックしても中身が見れますので確認してみてください。
以上がモジュールのエクスポート作業になります。こうすることで、あなたの書いたVBAコードを、他の人にシェアできる状態になります。
モジュールのインポート
つづきまして、モジュールのインポートについてのお話しです。先ほどデスクトップに保存した「Module7.bas」をインポートする例でお話ししますね。
では、再びVBE画面を表示させた後、図のモジュールの並びの下の空白あたりで右クリックをしてください。その後、「ファイルのインポート」がありますので、クリックしてみてくださいね。
すると、今度は「ファイルのインポート」ウィンドウが開きますので、先ほど保存した「Module7.bas」を選択し、「開く」をクリックしてください。
すると下図のように、インポートしたばかりのモジュール「Module71.bas」が新たに挿入されたと思います。
モジュール名は、1つのファイルでは重複できませんので、モジュール名が「Module71」になってしまいましたが、ちゃんとインポートされてますね。
ここでもし名前を変更したい場合は、下図のようにVBE画面の「プロパティウィンドウ」という、ウィンドウ内のオブジェクト名を変更してください。
インポート作業については、実際に使う人が作業されると思いますので、宜しければ本記事も標準モジュールと併せてシェアして頂ければと思います。
まとめ
今回は、モジュールのインポート/エクスポートのやり方についてお話ししました。この作業は、VBA集計業務で全般的に使われますのでぜひ覚えておいてくださいね。